・英語も喋れないノースキルの文系学生が単に大学を卒業したからといって、仕事が得られるのは世界から見てもありえないことです。 だから、文系学生のみなさん。あなたが就職できないのは、社会が悪いわけでもなく、自分が悪いわけでもなく、当たり前の話なのです。
・根本的な話をすると、英語も喋れないノースキルの文系学生がそのまま就職活動に突入してしまうということが、そもそも危険です。
・就職活動はスタートした時から実は勝負がついています。要するに、この本を読んでいる人ももう遅いのです。
(『英語もできないノースキルの文系学生はどうすればいいのか?』より)
アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)に入社後、戦略グループのコンサルタントとしてプロジェクトに携わっていた大石哲之さんの著書です。目を引くタイトルが付いていますが、無防備で就活に臨む学生への処方箋が書かれています。具体的には1年間の休学をして、留学・インターンシップを勧めています。また、そもそもが「必死に就活をした結果、内定0」という学生へのアドバイスなので、仕事の選び方、企業研究の仕方も書かれています。
メールは24時間以内に返信せよ
・メールの返信は、対応が早いだけで2割増しの評価を受けられると考えていいと思います。
まずは「明日までに返事をします」「やっていません」「これからやります」という途中報告でも構いません。自ら期限を設定することで、次のステップに進むスピードがアップするのです。
コミュニケーションは「メール」and「電話」
・コミュニケーションはメール「or」電話ではなく、メール「and」電話が基本です。過去に逆戻りしているという誹りを受けても、添付ファイルは印刷して持って行ってください。本当に大事な案件は、送ったメールをプリントアウトして、重要なポイントにマーカーを引いて、口頭で説明する。これくらいやってもやりすぎではありません。
(『入社1年目の教科書』より)
東大×MBAで30代でライフネット生命保険の副社長になり、ダボス会議の「ヤング・グローバル・リーダーズ2010」に選出された岩瀬大輔さんの著書です。
ベテランも新人も、今日から仕事への取り組み方や考え方がすぐに変わり、一生役に立つ「指針」となる一冊です。
相手の期待値を把握する
・相手の期待を超え続けることがビジネスの基本。そのためにはまず、相手の期待の中身を把握する必要がある
・期待値を満たせないものは安請け合いしない
喋らないなら会議に出るな
・私はコンサルタント一年目に参加した会議で、ふたつの理由から発言ができませんでした。ひとつは最初だったので緊張していて、口を挟んで良いものかわからなかったから。ふたつ目は、まともに言えるような意見を自分が持ち合わせていなかったからです。この会議が終わったあと、マネジャーから呼び出されました。「大石さん、あなたがあの会議にいた意味はなんですか? 何も発言しないなら、次回から出ないでいいから、リサーチの作業を進めておいてください」これはショックでした。名指しで、「きみはいらない」と言われたのと同じです。
(『コンサル1年目が学ぶこと』より)
こちらも大石さんの著書です。大石さん、岩瀬さんはどちらも戦略コンサル出身ですが、これらの書籍では高度なテクニックではなく、仕事をする上での基礎的なやり方・考え方が紹介されており、大変参考になりました。
私はインターン中に、『入社1年目の教科書』と『コンサル1年目が学ぶこと』を繰り返し読み、実践していました。できていなかったと気付いたことは常時iPhoneのリマインダーに3つ程度書き止めておき、仕事の合間に思い出し、実践するようにしていました。
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記事作成:S.K
大阪大学修士1年
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